今や医療関連施設では避けて通れない重要課題になっている「院内感染」。医療環境品質マネジメントシステムは、手術室など厳密な清潔管理が要求される清潔区域における「院内感染防止」を目的とした、環境の清潔管理支援システムです。
専門の知識・技能を有した技術者が訪問し、清潔維持管理業務を行います。
業務実施にあたっては、ゾーニングを明確にし、T・D・W・M・Yの5段階の実施業務を基本とした年間管理システムを作成。
環境モニタリング測定などによる検証と検討会を重ねて、随時システムの改善を図りながら運用していきます。
また、汚染拡散防止対策としてオフ・ロケーション方式を基本とし、資器材は必要に応じて区域ごとに専用化します。
消毒薬は、病院と協議のうえ適切な消毒薬を選択し、耐性菌防止の視点より省薬剤管理に努めます。
医療環境品質マネジメントシステムの年間管理
- (T)随時対応管理項目
- 術間・術後清潔管理業務など
- (D)日単位管理項目
- 床面を中心とした清潔管理業務、廃棄物の回収・運搬など
- (W)週単位管理項目
- 壁面、天井、高所の清潔管理業務など
- (M)月単位管理項目
- 天井、高所の清潔管理業務、空調フィルタの吸塵など
- (Y)年単位管理項目
- 定期殺菌消毒業務、床面洗浄・WAX施工、環境モニタリング測定など
患者さんが、治療と療養を安心で安全で快適な環境で受けられるために、私どもも常に医療チームの一員であるという意識をもって、医療環境品質マネジメント業務に取り組んでいます。